説明会での注意点

まず、それぞれの専門学校を知るには学校主催の説明会が一般的だと思います。
その説明会にも2種類あり、隔週、もしくは月1回毎週末に大人数を集めて行う説明会。
もしくは、平日の午前と午後の時間を使い通常の授業風景も見学出来る個別説明会があります。
では、その違いと注意点などを記載していきたいと思います。

まず、最初にお断りを入れておきますが、基本的に説明会には必ず参加はしたほうが良いです。
理由は自分とその学校の相性が合うか合わないかは、一度でも学校見学しないと分かりません。
また、学校との相性は非常に重要で、2年から4年間ほぼ毎日勉強をするには「その学科に興味がある」だけでなく、それなりにお互いの努力も必要になってきます。

・授業が面白い。
・学校に通うことが楽しい。
・少しずつ自分で成長しているのが感じられる。

これらの感情になるにはお互いの信用がとても大切で、相性が合わないと学校スタッフの言動を横柄に感じたり、そもそもの学校サービスに猜疑心が生まれます。
※技術・知識の蓄積にはある程度の時間が必要なので、信頼がないと我慢出来なくなります。
そうならない為にも時間をかけて学校選びは行いましょう。

それでは本題の説明会について。

内容的には以下のようなものが主流になっています。

・学校の説明
設立の経緯・理念・企業との関わり

・学科の説明
授業スケジュール、講師紹介、これまでの実績、売りにしている授業

・体験授業
2-3時間の授業を行う。
※体験授業で少しでも違和感(何か違うなぁ)を感じたらそれは一生の仕事には向いていない可能性が大きいです。
改めて進路の方向性を考え直したほうが無難かも知れません。

・アンケート回収
学校が用意したアンケートに記入し、それを元に入学担当者と進路について話しをします。
※ここからが入学担当者の腕の見せ所です。こちらも気を引き締めておきましょう。

1日のスケジュールとしては以上のようなものになります。

<注意点>

まず、一般的に説明会と言われているものはその学校が念入りに準備をし、最高のものを提供しているショーアップだと言うことは理解しておくべきでしょう。

説明会を行う上で担当者は上司などに模擬説明会なども行っており、相当な作り込みをしています。
また、最後のアンケート回収の際には想定問答集を用意している学校も存在しており、どのような返答を出しても学校側が意図した結果に結びつくように計算されつくしています。

そのように準備万端されている場所に自分は参加していることを意識して、夢・希望などのテーマだけで感情的になるのではなく、70-80%の猜疑心で全体的に見るようにして下さい。
アドバイザーなどの第3者がいない環境の場合、出来るならば友達と一緒に行ったほうが良いでしょう。相手は百戦錬磨の入学担当者であり、どんなに答えにくい質問を準備していたとしても、無難に答える術にも長けています。
・就職率
・未経験者でも技術取得は可能か
・他校との学費の違い
これらの質問はされつくしています。

参考として一つ。
どんなに不人気の学科担当者でも、入学担当者は説明会だけで年間、100人から200人前後の見学者と話しをします。
人気のある学科であれば、その数は1000人前後に上ります。
想定していない・過去に経験のない質問をされる事はめったにありません。
友達と行く場合でも、可能であればその友達は出来るだけ、見学に行く学科に興味がまったくない人がベストです。
興味がある場合だと、その友達を巻き込んで冷静な判断が出来なくなる場合もあります。
お互いの夢と希望を重ね合わせ逆に盛り上がっても仕方ないので。

以上が一般的な説明会に行く場合の注意点です。
この他に個別説明会での注意点も参考にして下さい。

ページトップへ