保護者の方へ
当サイトでは就職率の公表は基本的に行っておりません。
本来、消費者側である保護者の方が一番知りたい情報だと思いますが、理由としては以下の2つになります。
①現在の就職率の定義が学校ごとに統一されていない。
②就職率80%、90%以上であったとしても、就職出来る保証はない
①の就職率の定義ですが、現在公表されている就職率にはだいたい二種類があります。
- 卒業生全員に対しての就職率
- 就職希望者に対しての就職率
一見すると大きな違いはないように見られますが、この2つの就職率の中身は非常に大きな違いがあり、
単純にこの2つを同じ数字として比べる事は内包されているリスクを過小評価する危険性を伴う為、
当社では対面での入学相談アドバイスの時以外は見送っております。
そして、もう1つの理由である就職率の数字に関してですが、
確かに就職率80%、90%以上と言われると期待も大きなものになるかと思います。
全ての入学生が卒業の際に就職出来ることが最良であり、希望することは当然です。
ただし、昨今の経済情勢を鑑みれば、100%の就職を毎年行うことは難しいのも事実であり、
99.9%の確率で就職が行える学校であったとしても100%でない限りは、その0.01%にお子様が入らない保証はどこにもありません。
であるならば、最高の状況を理想としながらも、最悪な状況を想定しておくことも必要ではないでしょうか。
高校を卒業したばかりの方であれば夢を追い続けるがために、
理想と現実のギャップを埋めるのは相当に難しい作業だと思います。
保護者の方はこのギャップを埋めるために、万が一を想定し入学前から準備を行って頂きたいと思います。
- 進学希望する学科(業界)は本当に就職先があるのか?
- 就職出来たとして賃金は適正なものなのか?
- 就職出来なかった場合どうすれば良いのか?何か方法はあるのか?
高額な出費をするのですから、リスクとリターン、解決・回避策は検討しておく事が重要だと思います。
10年後を理想とし今を見つめれば必ず答えはみつかります。